鏡を見るたびに気になってしまうそばかす。「これ以上増えたり濃くなったりしたら…」と長年お悩みの方も多いのではないでしょうか。そばかすができるメカニズムや、増やさない・濃くならないための対策を解説します。
そばかすはシミの一種で、目の下・鼻の周り・頬にかけて直径1~4mmほどの細かいシミができます。顔だけでなく、背中・胸元・肩・腕など、紫外線があたりやすい場所に現れることもあります。幼少期から目立ち始め、思春期の頃に最も濃くなります。女性ホルモンの影響により、男性よりも女性の方が発症しやすい傾向があります。
そばかすの正体はメラニン色素。本来、メラニン色素は紫外線を吸収して、ダメージから肌を守ってくれる役割をもっており、最後はターンオーバー(肌の再生サイクル)によって排出されます。しかし、紫外線の浴びすぎ・肌への刺激・ストレスなどによりターンオーバーが乱れると、メラニン色素が排出されず皮膚の内部に蓄積され、そばかすとなります。
セルフケアだけでそばかすを完全に防ぐことは難しいですが、増えたり濃くなるのを防ぐための対策が必要です。
季節を問わず、外出時には日焼け止めを塗ったり日傘・帽子などを使用して、紫外線から肌を守りましょう。
毎日の食事で肌の内側からケアしましょう。以下の栄養素は肌の新陳代謝を上げてメラニン色素の排出を促してくれます。
●ビタミンA
レバー、うなぎ、
かぼちゃ、にんじん など
●ビタミンA
レバー、うなぎ、かぼちゃ、にんじん など
●ビタミンC
ピーマン、パプリカ、
ブロッコリー など
●ビタミンC
ピーマン、パプリカ、ブロッコリー など
●ビタミンE
アボカド、
ナッツ など
●ビタミンE
アボカド、ナッツ など
そばかすが遺伝によるものであるのに対して、シミは紫外線によるダメージや加齢による肌の機能低下など、後天性によるものです。しかし、そばかすもシミも、紫外線を浴び続けたりホルモンバランスの乱れによって悪化しやすいことは共通しています。また規則正しい生活習慣も大切。バランスのよい食事や適度な運動は、ターンオーバーの機能を高めることに繋がります。